東京野球ブックフェア2018に参加しました

 グローバルベースボールは去る3月25日、御茶ノ水ソラシティプラザにて開催された「東京野球ブックフェア2018」に出展者として参加してきました。弊団体が同イベントに参加するのは、世田谷ものづくり学校で開催された昨年に引き続き2年連続2回目となります。

 今回販売させていただいたのは、欧州野球ガイドブック「Basbalo」シリーズ3冊と野球フィンランド代表グッズ。Basbaloは新刊となるイタリア編「Basbalo Italia 2018」に加え、既刊2冊の内容の一部情報を最新版に更新した「Basbalo Europe 2018」「Basbalo Nederlands & Belgie/Belgique 2018」をご用意。フィンランド代表グッズは、先般実施した同国代表のアンドレス・メナ内野手に対する支援実施にあたり行った、クラウドファンディング企画の返礼品として元々製作していたキャップ及びTシャツを持参しました。同企画は日本でのトライアウト受験が諸事情により取りやめとなったことから、製作したアパレルグッズを販売する機会としては今回のブックフェアはまさにぴったりだったと思います。

イベント開始前の会場内の様子


 当日は10:00の全体集合に先駆けて、朝9:30頃に会場入り。今回は昨年度とは異なり半屋外の会場ということもあって、天候がいささか懸念されるところではありました。しかし、実際についてみると時折風が吹くことはあってもそれほど強いわけでもなく、空も快晴。日中も基本的に日向では暖かく過ごすことが出来、そこまで大きな問題にはならなかったように思います。全体集合の際には各ブースの配置がアナウンスされ、弊団体は初参加のMLB情報サークル「Far East Division」様と机を共有することに。我々が配置された島は本部ブースから近い順に「谷じゃこ」様、「風神雷神。や」様、グローバルベースボール、「Far East Division」様、「テキサスヒット」様、「常熱大陸」様という並びとなりました。

今回グローバルベースボールが出店したブース

本部ブース。イベント全体を半日にわたり取り仕切ってくださいました。

 11時前頃にブース設営が完了し、いよいよ販売開始。しかし、ここで思わぬ落とし穴に気づきます。各ブースの前では足を止めて看板や商品に目を止める人はいるものの、実際に購入するまでには至らず通り過ぎてしまう方も少なくなかったのです。「本やグッズを買う為にわざわざ会場に足を運ぶ」方が多かった昨年とは違い、今年はたまたまそこを訪れただけという一般の方も少なくなく、お客様を「捕まえる」作業には難儀されていた出展者様も多かったように見受けられました。JR御茶ノ水駅から徒歩1分、東京メトロ新御茶ノ水駅直結とアクセスは文句なしのこの会場ですが、ここは少々盲点だったかもしれません。

 しかし、そうした中でもこのイベント目当てに足を運ばれた方々も少なからずおり、我々が用意したグッズも少しずつ売れ始めます。昨年参加された際に本をご購入いただいていた方が複数いらっしゃった他、スタッフの個人的知り合いも少なからず来店。中には3種類全てを3冊ずつ「大人買い」されていった方もおられ、売る側だった私たちもこれには少々驚きました。また、中にはありがたいことに差し入れをしてくださる方々まで。この場を借りてお気遣いに改めて感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。

ブースに足を止める来場者の皆様

 そして「大人買い」以上に私たちが驚かされたのが、フィンランド代表グッズの売れ行きでした。Basbaloシリーズとは異なり、こちらは事前の告知はほとんどしていなかったのですが、Tシャツについては持参した8着(LとMがそれぞれ4着ずつ)があっという間に売り切れ。また、売り切れ後にお越しいただいた方々の中でも、完売を残念がられていた方が少なからずおられました。これについては全くの予想外と言えることで、まさに嬉しい誤算となりました。「ここにしかない超レアものだからね」との声を多数頂戴したことは、今後の展開にあたっての貴重なヒントとなったと思います。

 一方、Basbaloシリーズは意外にも新刊のイタリア編ではなく、シリーズ第1弾となる「Basbalo Europe 2018」が最も売れる結果に。実は今回のイタリア編では、元オリックス・バファローズのアレッサンドロ・マエストリ投手(現T&Aサンマリノ・タイタンズ)から写真を直接ご提供いただいたことが密かな自慢ポイントであり、作品としても一番売れることを期待していたのですが、残念ながら少々当てが外れてしまいました。しかし、とっかかりさえあれば興味はあるという層は少なからずいたことが実感できたのは、よかった点であったと思います。

 こうした即売会ではお約束とも言える「ご近所同士での作品をお互いに購入しあう」一幕などもありつつ、ブックフェアは18:00に幕を閉じました。今回こうしたイベントに再び参加できたことは、非常に実りある機会だったと思います。当日まで奔走されていた事務局スタッフの皆様、出展者の皆様、そして商品の購入に訪れていただいた皆様、どうもお疲れさまでした。来年もこのブックフェアが「東京野球ブックフェア2019」として継続され成功裏に終わること、そして機会があればグローバルベースボールも再びそこに参加させていただけることを、心から願っております。ありがとうございました。

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私たちは、「野球を世界的に盛り上げていくために自分たちが何ができるか」を考え、行動する者たちの集まりです。We are a Japanese taskforce to work for the globalisation of baseball.

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